オリックス不動産(株)は21日、賃貸マンション「ベルファース八丁堀West」(東京都中央区、総戸数97戸)と「ベルファース三軒茶屋」(東京都世田谷区、総戸数48戸)に、使用期限のある防災備蓄品の更新サービスを採用したと発表した。同マンションシリーズでは初の試み。
賃貸契約者にとって、備蓄倉庫や蓄電池などの災害対応力の充実に対するニーズが高いこと、また、東京都では最小限の電源や防災備蓄品を確保して地域と連携しながら自宅で避難生活を送る「在宅避難」を推奨していることなどから、導入を決定した。
(株)つなぐネットコミュニケーションズの「防災サステナ+(プラス)」を採用。有事の際に発電機用のエンジンオイルや乾電池、保存水、非常食、救急用品などが使用期限切れで使えない事態を防ぐため、同サービスではこれらの物品の使用期限を適切に管理。適宜補充していく。
また、発電機やLED照明、救助工具セットといった個別の住戸でそろえることが難しい約30品目の備蓄品を、マンション共用部の倉庫に備え付ける。
「ベルファース八丁堀West」は、JR京葉線・東京メトロ日比谷線「八丁堀」駅徒歩4分、都営浅草線「宝町」駅徒歩4分などに立地。敷地面積は約493平方メートル。建物は鉄筋コンクリート造地上12階。専有面積は約25~50平方メートルで、間取りは1R、2K、1 DK、1LDK、2LDK。
「ベルファース三軒茶屋」は、東急田園都市線・東急世田谷線「三軒茶屋」駅徒歩8分に立地。敷地面積は約804平方メートル。建物は鉄筋コンクリート造地上5階建て。専有面積は約25~52平方メートル。間取りは1DKと2DK。
いずれも7月31日に竣工済み。