不動産ニュース / 政策・制度

2024/9/2

「東京とどまるマンション」の災害時対応を支援

 東京都は8月30日、「東京とどまるマンション」に登録している既存マンションを対象に、非常用電源となる発電機や蓄電池の設置等への補助を開始すると発表した。

 「東京とどまるマンション」とは、エレベーターや水道の利用に必要な非常用電源の確保、防災マニュアル策定等の防災対策を講じた、災害による停電時でも住み慣れた自宅での生活を継続しやすいマンション。

 「東京とどまるマンション非常用電源導入促進事業補助金」では、非常用電源を設置する費用を補助。停電時に水の供給および1基以上のエレベーターの運転を同時、または交互に行なえる電力供給能力を持つ発電機設備・蓄電池設備が対象の設備となる。発電機は2分の1を補助、上限額は1,500万円、蓄電池は4分の3を補助、上限額は1,316万円かつ1kWh当たり18万8,000円。
 「東京とどまるマンション浸水対策設備導入促進事業補助金」については、浸水想定区域等に位置する場合、非常用電源を浸水から守るための浸水対策設備の改修費用と調査・企画費用を補助。止水板、防水扉、防水シャッターなどが対象の設備となる。補助率は2分の1、上限額は75万円。

 また、築30年以上のマンションを対象に、古くなった給排水管を調査・点検。給排水管の改修方法のアドバイスなどを行なう専門家の派遣も開始する。

 詳細は東京都ホームページを参照。

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