東急不動産(株)は8日、賃貸レジデンス「コンフォリア芝浦MOKU」(東京都港区、総戸数63戸)の竣工に伴い、プレス向け内覧会を開催した。
JR山手線・京浜東北線「田町」駅徒歩9分、都営三田線・浅草線「三田」駅徒歩11分、新芝南運河沿いに位置。木材を鉄筋コンクリート構造の中に組み込んだ木造RCハイブリッド構造建築の地上9階建て。木造+RC造の「COMFORIA(コンフォリア)」は、シリーズ初。軒天・マリオン・外壁を重点的に木質化し、壁面緑化も取り入れたファサードデザインとしている。
2階ラウンジにおける「木」の取り組みに注力。樹齢160年のスギを使用したテーブルを配置したほか、ウッドチップを敷き詰めたスペースを設けた。森で見られる木々の連なりなど、自然の中で感じられる要素を随所に散りばめたデザインを採用。樹木の使用部分や産地など、木にまつわるエピソードを視覚的に伝えるサインも設置した。
適度な温度・湿度を自動制御する「床チャンバー空調システム」を採用。館内の塗装材には、自然由来かつ有害物質を含まないオーガニックペイントを使用した。屋外デッキには、海洋投棄プラスチックや廃棄漁網の再生素材を用いたチェアを設置。環境に配慮した取り組みにより、ZEH-M Oriented、低炭素建築物認定を取得している。
また、運河沿いに位置するという立地特性を生かし、「運河」を巻き込んだ取り組みにも注力する。東京海洋大学の佐々木 剛教授を招き、鉄炭電池の投下等による運河浄化体験活動など、居住者向けのイベントも実施する予定。
住戸は1DK~2LDK(専有面積約30~60平方メートル)まで幅広いプランを用意。最上階の2戸は木造、2階の3戸はロフト付きの特殊住戸とする。9月下旬から物件ホームページを公開。総戸数の3割ほどの住戸を公開しており、うち半数に申し込みが入っている。