国土交通省と(公財)不動産流通推進センターは8日、「不動産コンサルティング地域ワーキング・グループ(地域WG)」の登録制度を創設。登録を開始した。
6月に国土交通省が公表した「不動産業における空き家対策推進プログラム~地域価値を共創する不動産業を目指して~」に盛り込まれた消費者が信頼できる不動産コンサルティングサービスの促進に関連した取り組み。同センターが同省と協力の上で、「公認 不動産コンサルティングマスター」を中心に不動産コンサルティングに関連する活動を実践している団体を登録する。
地域WGの活動は、(1)不動産コンサルティングの事例やノウハウを共有する活動、(2)一般消費者に対する不動産の利活用等に関する相談、(3)地域における不動産コンサルティングサービスの推進に貢献する公益的な活動など。登録申請の主体は、各地の不動産コンサルティング地方協議会や、不動産業団体、複数のコンサルティングマスターで構成される団体等を想定している。
登録要件は、業務責任者として不動産コンサルティングマスター1名以上の届け出が必要なことに加え、活動に当たり「公認不動産コンサルティングマスター倫理規定」の遵守を成約する必要がある。また、年に1度活動報告を提出する義務も持たせる。登録した地域WGに対しては、同省・同センターから必要な支援を行なえるよう、活動への後援や情報提供や表彰などを行なうほか、2025年1月には情報交換のための専用サイトを開設する計画。
また、25年5月には各地の地域WGらが集まって活動報告や事例の共有、優良な活動の表彰、関係者の交流等を行なう「全国不動産コンサルティング・フォーラム」を開催することも決まった。
登録については、不動産流通推進センターのサイトを参照。