(株)ザイマックス不動産総合研究所は8日、2024年12月のオフィス空室マンスリーレポートを発表した。調査対象は、東京23区内にある延床面積300坪以上のオフィスビル。
同月の東京23区のオフィス空室率は2.77%(前月比0.21ポイント低下)。賃貸面積のうちの募集面積の割合を示す募集面積率は3.99%(同0.23ポイント低下)した。
エリア別の空室率は、都心5区が2.50%(同0.23ポイント低下)、周辺18区が3.62%(同0.13ポイント低下)といずれも低下。募集面積率は、都心5区が3.80%(同0.22ポイント低下)、周辺18区が4.59%(同2.4ポイント低下)となった。
都心5区では、空室率が高い順に、港区3.38%(同0.2ポイント低下)、中央区3.12%(同48ポイント低下)、新宿区2.11%(同0.18ポイント低下)、渋谷区1.71%(同0.22ポイント低下)、千代田区1.44%(同0.13ポイント低下)。
規模別の空室率は、大規模ビル(延床面積5,000坪以上)が2.76%(同0.39ポイント低下)、中小規模ビル(延床面積300坪以上5,000坪未満)が2.79%(同0.02ポイント上昇)。募集面積率は、大規模ビルが4.10%(同0.43ポイント低下)、中小規模ビルが3.87%(同0.02ポイント上昇)となった。
空室面積は27万5,000坪(同3万2,000坪減)。空室増減量は、増加が3万坪(同2万9,000坪減)、減少が6万2,000坪(同2万9,000坪増)。