東急不動産(株)は3日、参加組合員として参画する「西日暮里駅前地区第一種市街地再開発事業」(東京都荒川区)において、東京都知事から市街地再開発組合の設立認可を受けたと、準備組合と共に発表した。
施行地区はJR山手線・京浜東北線、東京メトロ千代田線、都営日暮里・舎人ライナー「西日暮里」駅からそれぞれ1~3分。「日暮里」駅からは成田空港へダイレクトアクセスが可能で、近年は外国人観光客からも注目されている。ただし、周辺には広場や緑が不足し、築古の建物も多いことから、安全・防災上の課題があり、再開発の必要性が高まっていた。同事業ではこれらの課題を解決しつつ、地域の魅力アップを図るため、住宅や大規模商業施設、コンベンション施設、オフィス、文化交流施設等の都市機能を整える。
地区面積約2万3,000平方メートルに、住宅棟と商業棟の2棟の建物を整備する。住宅棟は地上46階建て、高さ170m、延床面積約11万平方メートル。商業棟は地上10階建て、高さ約65m、延床面積約5万5,000平方メートル。
2025年度以降に権利変換計画認可、解体工事に着手する予定。30年度に竣工する。