不動産ニュース / 開発・分譲

2025/2/17

鹿島建設、東京・六郷土手に物流施設

「KALOC 南六郷」外観

 鹿島建設(株)は14日、1月31日に竣工した物流施設「(仮称)鹿島南六郷物流センター」(東京都大田区)の名称を「KALOC 南六郷」に決定したと発表した。「KALOC 富谷」(宮城県富谷市、2024年10月竣工)と同じく同社が開発から設計・施工までを一貫して行なった物流施設開発事業。

 首都高速1号羽田線「羽田」ICから3.6kmに立地。第一京浜(国道15号線)に近接し、羽田空港や東京港にも至近。京浜急行本線「六郷土手」駅徒歩8分と、通勤利便性も高い場所に位置する。敷地面積1万689.35平方メートル、延床面積2万2,718.77平方メートル。鉄筋コンクリート造(柱)鉄骨造(梁)地上4階建てで、最大2テナントの入居が可能。

 倉庫内は梁下有効高さ5.5m、床荷重1平方メートル当たり1.5tを確保。トラックバースのほかに小・中型トラック用の補助バースを設置。荷物用エレベーター4基と垂直搬送機3基を標準仕様としている。

 BCP対策として、連続72時間給電可能な非常用発電設備を用意。受水槽を屋上に設置し、断水時でも水回り設備が利用できる。また、近くの多摩川が氾濫した場合に備え、1階の倉庫床を東京湾の平均海面から約4mの高さに設定している。

 環境にも配慮し、屋上に太陽光発電設備を設置。LED照明やLow-E複層ガラスの採用、躯体の一部に低炭素型コンクリートを使用している。BELS認証の「ZEB」、CASBEE建築認証の最高位「Sランク」を取得。さらに、国土交通省の新認定制度「脱炭素都市再生整備事業計画認定」を第1号案件として取得した。

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物流施設

貨物の保管・仕分けなどのための施設。物流センター、倉庫などであるが、保管機能だけでなく流通加工の機能を備えたものもある。必要な設備は貨物の性質や施設の用途によってさまざまで、その立地は、輸送方法や用途に応じて選定される。倉庫事業者が施設を建設し、賃貸する方法で運営されている場合が多い

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