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日鉄興和不動産(株)は18日、会員制シェアオフィス「WAW(ワウ)大宮」(さいたま市大宮区)を報道陣に公開した。「WAW」シリーズの7弾目で、東京都内以外での展開は初。28日に開業する。
JR「大宮」駅徒歩5分、同社が参加組合員として参画した住宅・商業・業務一体型の複合再開発事業「大宮サクラスクエア」の2・3階に出店。貸付面積は計345.7平方メートル。すべての利用者が使えるオープンエリアと、セキュリティが確保されたプライベートエリアで構成した。
オープンエリアには、フリーアドレス席約50席のほか、1人用のフォンブース計3室、6~8人用の会議室計2室、書籍と暖炉を設けたラウンジ、炭酸水サーバーやカフェインの量をコントロールできるコーヒーサーバー、菓子類を備えたカフェスペースを設置。
さらに、入居者同士の交流を促すべくオフィス入り口付近には入居者自身が選んだ本を置くことができるコーナーを設けているほか、リフレッシュできる場として水風呂・湯風呂やシャワーを完備した最大8人まで利用可能なサウナも用意した。取材に応じた同社賃貸事業部リーシング推進部事業創造グループグループリーダーの石森嵩彬氏は、そうした区画を設けた理由について、「都内でこれまでやってきたシェアオフィス事業はオフィスビルの一角という形だったが、今回の建物は住宅を含む複合開発だった。そこで、通常のオフィスとは違ったものにしようと、プラスアルファを社内のワークショップで考えた結果、サウナやブックカフェが意見として多く出た」と説明した。
プライベートエリアには、1人用・2~4人用・5~7人用の個室計37室と8人用の会議室1室を用意。ファミレスシートも備えている。
契約プランは、会社の登記をしたい人向けとして「WAW大宮」の契約個室・プライベートエリアを利用できる「ルーム会員」(1席当たり月額7万7,000円)、「WAW」全店舗のオープンエリアが利用できる「アドレス会員」(月額4万4,000円)の計2プランに加え、会社の登記が不要な人向けとして「ドロップイン会員」(1時間880円、1日3,300円)など計4プランを用意した。
石森氏によると、10日の週から募集を開始したところ、プライベートエリアにすでに2組の申し込みが入っているという。今後、開業に向けては、ルーム会員検討者向け内覧会やオープンエリア体験会などを開催していく。
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