ミサワホーム(株)は22日、日本科学未来館(東京都江東区)で開催中の「大南極展」(主催:日本科学未来館、国立極地研究所他)の関連イベント「夏休み自由研究フェス」を実施した。
同社は創業期の1968年、南極・昭和基地に「第10居住棟」を提供。75年には初めて同社社員を観測隊員に派遣し、これまでに延べ31人の観測隊員を派遣してきた。同社が派遣した隊員以外は建築に関する専門知識を持たない隊員がほとんどの中で、短期間かつ容易に断熱性や耐久性が確保できる建物を建てるための技術研究は、同社の戸建て住宅等にも応用されている。
今回のイベントは、同社が協賛する同展示会を訪れた子供とその家族向けの関連イベントとして企画されたもので、同社以外にヤンマーホールディングス(株)やレンゴー(株)といった協賛企業もそれぞれワークショップなどを行なった。
同社は、初期の昭和基地の建築物の構造を学ぶワークショップと、同社から派遣した観測隊員によるトークイベントを実施。ワークショップでは、参加した子供たちが用意された木製パネルを並べ、ハンマーを使って特殊な金具でパネル同士を接続した。箱型に組み上げ、最後は同社の元観測隊員が点検した。参加した小学生からは「建物を建てるのは難しいと思っていたけど、ハンマーだけで丈夫な建物ができてびっくりした」などといった感想が聞かれた。
トークイベントでは、第58次・第66次越冬隊として南極地域観測隊に参加した(株)ミサワホーム総合研究所領域創生センター極地住環境技術研究室の岡本裕司氏が、南極の超低温環境や至近距離でも視界が遮られるブリザードなど、厳しい気候等について説明。その厳しい気候に耐えうる建物の構造を、紙製の構造模型などを使って紹介した。
