不動産ニュース / 調査・統計データ

2011/4/1

東北地方会員受託マンション被害、70%が軽微/高層住宅管理業協会

 (社)高層住宅管理業協会は1日、東北地方太平洋沖地震で被災した東北6県所在の会員受託マンションの被災状況ヒアリング結果を発表した。

 東北6県では、会員25社が1,598の管理組合よりマンションの管理を受託している。このうち、1,597組合について被災状況をヒアリングしたもの。状況把握は棟数ではなく、「管理組合」数を単位としている。

 それによると、倒壊や建替えが必要な致命的被害があった「大破以上」はゼロ。大規模な補強・補修が必要な「中破」が27組合(1.7%)、タイル剥離、ひび割れ等補修が必要な「小破」が276組合(17.3%)、外見上ほとんど損傷なしの「軽微」が1,119組合(70.0%)、被害なしが175組合(11.0%)だった。

 また同協会は、会員受託マンションのうち78物件について、6日(水)より3日間、被災状況調査を実施する。
 同調査は、管理会社の要請により技術者が被災建物の主要構造部(柱・梁・耐力壁・床等)の被害の有無と補強や詳細調査の要否を判断し、補修での修復の可能性、居住者や通行人に対する安全の確保などを示唆することを目的とするもの。同協会会員社のマンション被災状況調査者(一級建築士やマンション維持修繕技術者等)をボランティアで8名ほど募り、これらの物件の被災状況を調査する予定。

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年9月号
アクティブシニアの最新住宅ニーズ!
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/7/5

「月刊不動産流通2025年8月号」発売中!

月刊不動産流通研究所2025年8月号」が発売となりました!
特集は、「今こそ! リスキリング」。社会が目まぐるしく変化する中で、不動産事業者も取り巻く環境に適応するためのスキルアップが不可欠です。本特集では、新たな課題への対応や業績向上に向け社員の「リスキリング」支援に取り組む事業者に着目。その狙いや取り組み、効果を紹介します。