不動産ニュース / イベント・セミナー

2006/6/27

「ニュータウンの再生」をテーマにシンポジュウム開催/地域マネジメント学会

シンポジュウムの模様
シンポジュウムの模様

 地域マネジメント学会は24日、明治大学駿河台キャンパスリバティータワー(東京都千代田区)にて「ニュータウンの再生」をテーマに講演会シンポジュウムを開催した。

 第一部の講演会では藤田道男氏(新都市センター(株)、常務取締役)が「多摩ニュータウンの歴史と新しい展望」について講演。深刻な住宅難による無秩序な開発を防ぐために計画された同ニュータウンの歴史を語り、計画都市であるからこそ可能であるニュータウンの再生をしていきたいとした。
 また、川手昭二氏(筑波大学名誉教授)は「港北ニュータウンの歴史と新しい展望」について講演。横浜市の6大事業の一つとして、開発のモデルとなるように「乱開発防止、都市農業の確立、市民参加のまちづくり」をめざしてきた歴史を語った。また、今後の展望として、人が歩くための道路プランを進めるなど、子供が育つまちを目標としていると述べた。

 第二部のシンポジュウムのテーマは「ニュータウンの再生をどうするか」。
 前出の2名に松岡勝博氏(同学会副会長、明治大学講師)と三橋博巳氏(同学会理事、日本大学教授)を加えての討論となった。
 ニュータウンの現況と課題として、少子高齢社会への対応策やコミュニティーの形成についての意見交換がなされ、最後に松岡勝博氏は「ニュータウンの再生は行政と住民が共同で進めていくものであり、その仕組みづくりに関わっていくのが当学会の使命である」と語った。

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2024年6月号
「特定空家」にしないため…
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2024/5/5

「月刊不動産流通2024年6月号」発売開始!

月刊不動産流通2024年6月号」の発売を開始しました!

編集部レポート「官民連携で進む 空き家対策Ⅳ 特措法改正でどう変わる」では、2023年12月施行の「空家等対策の推進に関する特別措置法の一部を改正する法律」を国土交通省担当者が解説。

あわせて、二人三脚で空き家対策に取り組む各地の団体と自治体を取材しました。「滋賀県東近江市」「和歌山県橋本市」「新潟県三条市」「東京都調布市」が登場します!空き家の軒数も異なり、取り組みもさまざま。ぜひ、最新の取り組み事例をご覧ください。