不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2009/1/15

信託受益権売却で増収も、物流事業は苦戦/イヌイ建物08年11月期決算

 イヌイ建物(株)は14日、2008年11月期の決算を発表した。

 今期(07年12月1日~08年11月30日)の売上高は177億9,300万円(前期比19.4%増)、営業利益は48億1,300万円(同86.6%増)、経常利益は47億円(同84.4%増)、当期純利益は8億700万円(同▲41.7%)だった。

 物流事業は、倉庫部門で収益が横ばいだったが、引越し部門は景気悪化に伴ない受注が減少。営業収益62億5,900万円(同▲2.7%)、営業利益1億900万円(同▲70.8%)となった。
 不動産事業では、持分法適用会社の堂島インベストメント(有)が保有する不動産の信託受益権売却に伴なう損益分配もあり、営業収益79億1,800万円(同63.3%増)、営業利益56億900万円(103.7%増)と大幅増となった。

 次期については、連結売上高240億円(同34.8%増)、営業利益22億円(同▲54.2%)、経常利益20億円(同▲57.5%)、当期純利益11億円(同36.3%増)を見込んでいる。

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