不動産ニュース / 不動産金融・証券化

2009/2/19

大阪の住商複合施設の取得を中止/JPR

 日本プライムリアルティ投資法人(JPR)は17日、「(仮称)KM複合ビルプロジェクト商業施設棟」(大阪市中央区)の取得を中止すると発表した。

 同物件は、大阪有数のビジネス街で、近年マンション開発が進む大阪市北浜地区に立地。マンション(総戸数465戸)と商業施設との一体開発、地下鉄出入口との直結など商業施設として高い競争力を評価。08年3月に取得を決定していた。

 しかしその後の市況の急激な変化により、契約時と現在の想定NOI、また取得価格と鑑定機関調査価格に、大きな乖離が発生。今後の客観的な見通しが立てられない状況であることから、取得の中止を決定したもの。

 なお売主には、違約金として売買代金の20%相当額の19億円を支払う。そのため、違約金、仲介手数料等の支払いにより、09年6月期の分配金が大幅に減少する見込み。

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