不動産ニュース / イベント・セミナー

2012/11/26

住まいのトレンドトークライブを開催/リクルート住まいカンパニー

左から、司会進行役の池本洋一氏、山崎 亮氏、吉里裕也氏、石井 健氏
左から、司会進行役の池本洋一氏、山崎 亮氏、吉里裕也氏、石井 健氏

 (株)リクルート住まいカンパニーは22日、同社編集部主催の「住まいのトレンドトークライブ」を開催した。

 同イベントは、まず「SUUMOジャーナル記事『いいね!』ランキング2012から見る住まいマーケットのトレンド」と称し、同社が運営する住宅関連ニュースサイト「SUUMOジャーナル」に12年1月1日~10月31日の期間掲載された記事の中で、Facebookの「いいね!」数を集計。全体については上位30位まで、「住まいコラム」について上位20位までのランキングを発表した。

 全体のランキングでは、都道府県名や市町村名が入っている記事が30位までに10件ランクインするなど、各エリアに関する記事が注目されていた。また、「住まいのコラム」では、「団地」や「築30年」「国内最古」というような築年数が古い建物のイメージを感じさせるキーワードや、「シェアハウス」や「オーダーメイド」といった賃貸の新しい形に関するキーワードが含まれる記事がランクイン。同社では、「“人と地域のつながり”“なつかしさや愛着”が共通するテーマではないか」と分析した。

 引き続き、SUUMO編集長の池本洋一氏が進行役となり、(株)studio-L代表の山崎 亮氏、(株)スピーク代表取締役の吉里裕也氏、(株)ブルースタジオ執行役員の石井 健氏を迎え、これからの住まい方のトレンドをテーマにトークライブを開催。山崎氏が住民主体の住宅地のコミュニティデザインについて、吉里氏が団地再生の活性化やカスタムオーダー型のリノベーションについて、石井氏が現在のリノベーションの置かれている状況などを中心に、それぞれ取り扱った事例を交えて話をした。
 「5~10年先の今後の住まい方はどう変化するか」という問いには、石井氏と吉里氏の両氏が「住まい方はどんどん多様化し、変化のスピードは思っているよりも早いものになる」とし、「規格やハードだけでなくコミュニティも含めて考え方を変えていかなくてはいけない」などと述べた。また山崎氏は、「今まで効率化のために意図的に忘れてきた昔から自然とあった人とのつながりやコミュニティが今後戻ってくる」とし、「その中で大切なのは、完全に昔に戻るのではなく、古い価値観と新しい価値観とのバランスを図っていくこと」などと述べた。

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2024年5月号
住宅確保要配慮者を支援しつつオーナーにも配慮するには?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2024/4/5

「月刊不動産流通2024年5月号」発売開始!

月刊不動産流通2024年5月号」の発売を開始しました。

さまざまな事情を抱える人々が、安定的な生活を送るために、不動産事業者ができることとはなんでしょうか?今回の特集「『賃貸仲介・管理業の未来』Part 7 住宅弱者を支える 」では、部屋探しのみならず、日々の暮らしの支援まで取り組む事業者を紹介します。