不動産ニュース / ハウジング

2014/1/17

繰り返しの地震でも初期の耐震性維持する新工法導入/大和ハウス工業

「ジーヴォシグマ」の外観イメージ
「ジーヴォシグマ」の外観イメージ
新工法のコア技術となる「ディーネクスト」。右下部分にΣ形のデバイスを組み込み、揺れを吸収する
新工法のコア技術となる「ディーネクスト」。右下部分にΣ形のデバイスを組み込み、揺れを吸収する

 大和ハウス工業(株)は16日、耐力壁そのものが地震の揺れを吸収する新工法を採用した戸建て新商品「xevo Σ(ジーヴォシグマ)」を発表。24日に発売する。同社の供給する注文住宅商品の中でも最上位クラスと位置付け、手薄だった建て替え層の取り込みと、受注単価のアップを図り、駆け込み後の反動減からの脱却を狙う。

 度重なる大きな地震の揺れでも初期の耐震性能を維持できるよう、新開発のエネルギー吸収型耐力壁「D-NΣQST(ディーネクスト)」の筋交い部分に「Σ形」のデバイスを組み込み、地震の揺れを吸収する。これにより、耐力壁の強度は従来の約2倍とした。実大実験で観測史上最大を超える175カイン(震度7相当)の地震波4回を含む連続加震を実施。これまでは、回数を重ねるごとに建物の歪みが大きくなったが、新工法では小幅に抑えられた。

 構造柱も、従来の60mm角C型鋼から80mm角の角型鋼管柱に変更。垂直荷重に対して従来の1.29倍の強度を持たせた。これらの新技術により、これまで不可能だった最大開口7,100mm、最大天井高2,720mmの柱の少ない大空間を可能とした。上期にテストマーケティングとして57棟を受注。1棟当たりの平均受注価格は4,380万円となり、上期の鉄骨2階建て平均価格を1,150万円上回った。同社上席執行役員の中村 泉氏は「従来の当社住宅では提案できなかった大空間が建て替え層に支持された」と語る。

 また、同社住宅事業推進部商品開発統括部長の有吉善則氏は、「一度の地震での倒壊を防ぐだけではなく、その後に襲ってくる余震でのダメージを最小限に抑えることが重要」と、大地震後に連続で発生する大きな余震にも耐える「持続型耐震」技術として顧客に訴える。

  延床面積39坪のモデルプランの販売価格はスタンダード仕様2,640万円(坪単価67万7,000円)から。全国51ヵ所の住宅展示場や分譲型モデルハウスを中心に、奈良工場の見学施設などでも同商品をアピールし、年間1,200棟の販売を見込む。

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