不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2014/5/21

自社分譲物件の販売が好調に推移、増収増益を達成/フージャースHD14年3月期決算

 (株)フージャースホールディングスは21日、2014年3月期の決算説明会を開催した。

 当期(13年4月1日~14年3月31日)は、連結売上高369億4,300万円、営業利益67億9,000万円、経常利益64億2,100万円、当期純利益38億5,600万円で増収増益を達成した。なお、13年4月1日の持ち株会社移行後初の通期決算のため、前年同期比較はなし。

 主力の不動産販売事業では、景気回復傾向を背景に自社分譲物件の販売が好調に推移、「デュオヒルズつくば吾妻」「デュオヒルズ京都烏丸」などのマンション1,086戸を引き渡した。戸建住宅の引き渡し戸数は「デュオアベニュー八王子」「デュオアベニュー成城」などの68戸で、価格帯の見直しで収益性を改善した。同事業全体で、売上高358億5,854万円、営業利益675億2,119万円を計上した。

 不動産管理業では、新規分譲物件が増えたことにより管理物件も増加、売上高10億8,459万2,000円、営業利益4,297万1,000円となった。

 次期については、首都圏の新築分譲マンションに加えて、地方の中心市街地での再開発や中古再販・リノベーション事業に引き続き注力し、安定的な収益基盤を構築する。説明会で同社代表取締役の廣岡哲也氏は「市況に左右されず、ニーズの多様化や高齢化、建築費の増加などに対する課題を、収益を上げながら解決していけるような企業を目指すため、利益構造を変えていきたい」などと述べた。

 次期は、連結売上高390億円、営業利益51億円、経常利益47億円、当期純利益28億円を見込む。

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