不動産ニュース / 調査・統計データ

2014/8/11

東京都心5区のビル空室率、2ヵ月連続改善/三幸エステート調査

 三幸エステート(株)は11日、2014年7月度の東京都心5区(千代田、中央、港、新宿、渋谷区)と全国6大都市(東京23区、札幌市、仙台市、名古屋市、大阪市、福岡市)の大規模ビル市場動向をまとめた「オフィスマーケット2014年7月号」を公表した。

 東京都心5区の空室率は4.39%(前月比0.1ポイント低下)と2ヵ月連続で改善。09年5月以来となる数値まで低下した。今後の新規供給がピークを過ぎたことに加え、求人数増加が象徴するオフィス需要の拡大傾向も背景にある。
 募集賃料については、1坪当たり1万8,642円(同125円上昇)と4ヵ月連続で上昇し、賃料の上昇傾向が安定化しつつあるとした。

 全国6大都市の空室率については、東京23区4.9%(同増減なし)、札幌市6.5%(同0.4ポイント減)、仙台市10.4%(同0.6ポイント増)、名古屋市6.3%(同0.3ポイント減)、大阪市7.8%(同0.1ポイント減)、福岡市5.8%(同0.2ポイント減)となった。

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