不動産ニュース / リフォーム

2015/6/9

逗子で築30年の連棟住宅をシェアハウスとDIY可賃貸にリノベ/Rバンク他

「Amici e sole」外観。太陽をイメージしたオレンジの外観がDIY可賃貸で、左のスタンドアップパドルが立てられているホワイトの外観がシェアハウスの建物
「Amici e sole」外観。太陽をイメージしたオレンジの外観がDIY可賃貸で、左のスタンドアップパドルが立てられているホワイトの外観がシェアハウスの建物
シェアハウスの個室はそれぞれ違う家具を導入。写真の部屋はオレンジのイスがアクセント
シェアハウスの個室はそれぞれ違う家具を導入。写真の部屋はオレンジのイスがアクセント
DIY可賃貸は加工がしやすいよう表面材を貼っている
DIY可賃貸は加工がしやすいよう表面材を貼っている
縁側・庭は建物全体の交流の場にしていく。入居者決定後にバーベキューなどを企画予定
縁側・庭は建物全体の交流の場にしていく。入居者決定後にバーベキューなどを企画予定

 (株)Rバンクは、不動産賃貸物件の企画・運営を手掛ける(合)ワイケーライフマーケティング(川崎市中原区)と共同で、 シェアハウスとDIY可の複合賃貸住宅「Amici e sole」(神奈川県逗子市)を竣工。9日、報道陣に公開した。

 敷地面積132.24平方メートル。1985年築の木造2階建て(3DK)と平屋建て(1DK)からなる連棟住宅。延床面積121.01平方メートル。JR横須賀線「逗子」駅から徒歩約9分に立地。2階建て部分をシェアハウス(総室数5室)、平屋建てをDIYができる賃貸住宅とした。

 シェアハウスでは、既存の間取りを生かしつつ、床はフローリング張りに、壁などは白い塗装を施した。専有部は部屋ごとに異なるアクセントのあるインテリアを設置。賃貸住宅は、壁や床を入居者がDIYしやすいよう、表面材などを張った状態で提供する。いずれもキッチン、洗面所、トイレは刷新し、風呂は既存のものをクリーニングして活用した。また、シェアハウスの共用部だけでなく、縁側や庭は、建物全体の共有部として提案する。
 なお、物件名の「Amici e sole(アミキエソーレ)」はイタリア語で「太陽と友」の意味。海と山があり、マリンスポーツが盛んな同地をイメージし、外観や家具の色には太陽をイメージしたオレンジ、スカイブルーなどを採用している。

 事業主はワイケーライフマーケティングで、「過疎化・高齢化が進む逗子に若い世代を呼び込みたい」という思いで今回の事業化に至った。同社より相談を受けたRバンクは企画を共同で実施。運営も共に行なっていく。Rバンク取締役の鈴木 学氏は「すでに当社では鎌倉エリアで2棟のシェアハウスを運営しているが、都心勤めで湘南ライフを楽しみたい人が多く入居している。またDIY可賃貸はまだ希少でこれまで手掛けてきた物件も早期に入居者が決定してきた。当物件も同様の需要が見込める」などと話した。

 シェアハウスの専有面積は5.3~6.5畳、間取りはワンルーム。賃料は平均で5万5,000円(別途管理費1万3,000円)。賃貸住宅は専有面積40.95平方メートル、間取りは1LDK。賃料は10万円(別途管理費・共益費5,000円)。今後、ポータルサイトなどを通じて本格的に募集を行なっていく。

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