パナホーム(株)は22日より、設計自由度を高めた戸建住宅「artim(アーティム)」を、東京都内で発売する。
都内に住む50~60歳代の富裕層が主要なターゲット。この世代は“ライフスタイルを作りたい”という価値観が強いことから、そうしたこだわりや嗜好に柔軟に対応できるよう、自由設計度の高いオープン工法(木造)で展開する。
素材は、木製サッシや土の質感を出した外壁などを用意する。また、屋外にもリビングを設け、大開口で内外をつなげた広がりのある空間や、階段のある吹き抜け、各部屋にバスルームを設けるなど、上質なデザイン・空間を提案する。
さらに、高層ビルや大型構造物で使われる座屈制震技術を木造住宅で採用できるよう「アタックダンパーW」を開発。地震の力を吸収する芯材と変形を抑制する拘束材で構成され、優れた制震効果を発揮する。さらに、断熱制や換気空調、ZEH対応などを取り入れ、環境性能にも配慮した。
同日、駒沢公園ハウジングギャラリー(東京都世田谷区)にモデルハウスをオープンし、同商品の営業拠点とする。販売に当たっては、一邸ごとに最適なチームを編成し、サポート体制を強化していく。
参考プランは延床面積約166平方メートル・2階建てで、本体価格は約6,500万円(消費税別)。2020年までに100棟の販売を目指す。