(株)東京カンテイは7日、2016年11月の主要都市圏別の新築小規模一戸建て住宅平均価格動向を発表した。調査対象は、敷地面積50平方メートル以上100平方メートル未満、最寄り駅から徒歩30分以内かバス20分以内。木造で、土地・建物ともに所有権の物件。
首都圏の新築小規模一戸建ての平均価格は4,045万円(前月比0.7%下落)と2ヵ月連続で下落。6月以降は小幅な変動が続いているが11月はやや弱含んだ。都県別にみると、東京都は5,056万円(同1.2%上昇)と反転上昇、一方、神奈川県3,804万円(同2.0%下落)と千葉県3,249万円(同2.2%下落)は、いずれも反転下落した。埼玉県は3,261万円(同1.7%上昇)と反転上昇し、各都県いずれも前月からの動きが反転している。
近畿圏の平均価格は2,976万円(同2.0%下落)と反転下落。大阪府は2,919万円(同2.2%下落)と3ヵ月連続で下落。兵庫県3,210万円(同3.1%下落)、京都府3,060万円(同2.9%下落)といずれも反転下落。全般的に従来の安定傾向から弱含みにシフトしている。
中部圏の平均価格は3,244万円(同1.7%下落)と3ヵ月連続で下落。愛知県は3,418万円(同1.2%下落)と反転下落した。