不動産ニュース / 団体・グループ

2017/1/23

不動産鑑定士をPR、業務機会の拡大を/東京鑑定協が新年賀詞交歓会

「不動産鑑定士のPRを進め、活躍できる場を増やしていきたい」と話す、吉村会長
「不動産鑑定士のPRを進め、活躍できる場を増やしていきたい」と話す、吉村会長
鏡開きでは、多くの関係者が登壇。写真左から都宅協の瀬川会長、国交省の谷脇局長、吉村会長、鑑定協の熊倉会長、全日東京の中村本部長(写真右)が登壇
鏡開きでは、多くの関係者が登壇。写真左から都宅協の瀬川会長、国交省の谷脇局長、吉村会長、鑑定協の熊倉会長、全日東京の中村本部長(写真右)が登壇

 (公社)東京都不動産鑑定士協会は20日、同会初となる新年賀詞交歓会を、霞山会館(東京都千代田区)で開催した。

 同会会長の吉村真行氏は、「社会構造や社会ニーズが複雑化・高度化する中、高い実務能力や知見を有した専門家が必要とされる時代。不動産鑑定士も、不動産鑑定だけでなく、不動産の価値判断ができる専門家として活躍できるよう全力で取り組まなければならない。すでに研修の無料化やスマホ等で利用できるeラーニングの導入を行なっている。
 昨年11月に発表した公式キャラクターなどを用いて、不動産鑑定士のPRを進め、活躍できる場を増やしていきたい。また、人材発掘にもつなげていく」と挨拶した。

 来賓挨拶として、国土交通省土地・建設産業局長の谷脇 暁氏は「昨年より不動産鑑定評価制度懇談会をスタートし、評価制度についての課題についてさまざまな検討を開始した。法改正も視野に入れている。幅広いご意見を求めたい。また、政策として進める、リート市場の拡大、既存住宅流通促進、地方の遊休不動産の活用などにおいても不動産鑑定士の適正な評価が重要となっている」などと述べた。

 続けて、(公社)日本不動産鑑定士協会連合会会長の熊倉隆治氏が「昨年は、熊本地震において住家被害認定調査等で、東京都不動産鑑定士協会の皆さまが大変活躍された。今後は連合会と共同で首都直下型地震に備えた行動計画を策定する。また、連合会は不動産鑑定法の改正に向けて動いている。住宅評価、リバースモーゲージ、空き家について政策提言をするとともに、具体的な行動に移すことが目標。東京都不動産鑑定士協会の皆さんと一体となって取り組んでいきたい」と話した。

 そのほか、(公社)東京都宅地建物取引業協会会長の瀬川信義氏、(公社)全日本不動産協会東京都本部本部長の中村裕昌氏らが登壇し、鏡開きを執り行なったほか、同会公式キャラクターで「不動産鑑定士PR大使」の「アプレイざるちゃん」と「コンさるくん」の着ぐるみも登場し、吉村会長が作曲作詞した公式ソングにあわせてダンスを披露した。

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