不動産ニュース / 政策・制度

2017/2/6

「国際交流拠点・品川」の実現に向け、整備方針を決定/国交省、東京都

道路上空を活用した整備方針のイメージ図
道路上空を活用した整備方針のイメージ図

 国土交通省と東京都は、「国際交流拠点・品川」の実現に向けた基盤整備を前進させるため、国道15号・品川駅西口駅前広場の整備方針をとりまとめた。

 「品川」駅周辺の基盤整備・まちづくりについては、東京都、国、学識経験者、関係区および民間事業者で構成される「品川駅周辺基盤整備・まちづくり検討委員会」での検討を踏まえ、2014年9月、東京都が公民協働のまちづくりの指針となる「品川駅・田町駅周辺まちづくりガイドライン2014」を策定。「これからの日本の成長を牽引する国際交流拠点・品川」の実現に向け、まちづくりの計画段階から官民連携で検討を行なっている。

 今回とりまとめられた整備方針は、(1)羽田空港の国際化やリニア中央新幹線の整備等を踏まえ、日本の成長を牽引する新たな国際交流拠点の形成に向けて、官民協働でまちづくりを推進、(2)「品川」駅周辺の限られた空間を有効活用し、道・駅・まちが一体となった都市基盤の整備を推進、(3)駅とまちとを結ぶ国道15号について、立体道路制度の活用により、道路上空の空間等を有効活用するなど、合理的な土地利用を促進、併せて車と歩行者との空間を分離し、バス・タクシー等の乗降場の集約化を図るなど、モーダルコネクトの機能を強化、(4)利用者の利便性向上、観光に資する複合施設を備えた、日本の顔となる「世界の人々が集い交わる未来型の駅前空間」を目指す、(5)民間事業者等の知見を広く取り入れながら、官民連携で計画を具体化、の5項目。

 今後は同方針に基づき、官民連携で計画の具体化を図る。

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