森トラスト(株)は13日、静岡県熱海市の「山種寮」の土地・建物を取得。ホテルを開発すると発表した。同グループが取り組む老舗旅館等再生事業の一環。
同物件は、JR伊東線「来宮」駅からほど近い、「来宮神社」が所在する閑静なエリアに立地。敷地面積約8,400平方メートル。実業家であり、日本初の日本画専門美術館の創設者である山崎種二氏の別邸で、1936年築。別荘地としての土地の歴史を生かし、また敷地内の和風庭園や自家源泉を活用し、外資系ラグジュアリーホテルの開発計画を進めていく。
同グループでは、日本固有の魅力を備えた土地において、世界の富裕層が求めるラグジュアリーホテルの開発を進めることで、「ラグジュアリーディスティネーション」を確立し、政府が掲げる成長戦略「未来投資戦略2017」の実現に貢献していく方針。