不動産ニュース / その他

2017/6/14

カーシェアリング、若年層を中心に普及進む

 三井不動産リアルティ(株)とカーシェアリング・ジャパン(株)(東京都渋谷区、代表取締役:山代裕彦氏)は12日、「カレコ・カーシェアリングクラブ 会員アンケート2016」の結果を公表した。

 カーシェアリングの市場動向を把握することを目的に、(1)カレコ・カーシェアリングクラブ会員、(2)カーシェアリングユーザー、(3)一般ドライバーの3つのグループに対し、共通の設問とグループ特性に合わせた個別設問によりアンケートを行なった。(1)は16年12月15~25日にかけて実施し、サンプル数は5,959。(2)は同年12月9~12日に実施し、サンプル数は834。(3)は同年12月9~13日に実施し、サンプル数は4,088。

 一般ドライバーに対して、「カーシェアリングの認知率と利用経験率」について聞いたところ、認知率は92.2%(前年比2.9ポイント増)とほぼ横ばいであったが、利用率は8.9%(同4.3ポイント増)と、普及が進んでいることが分かった。

 カレコ会員の年齢構成をみると、既存会員は30歳代が33.5%、40歳代が31.0%と30~40歳代が中心層だった。新規会員の構成比は20歳代が22.4%、30歳代が36.9%となっており、若年層が伸びていた。

 また、一般ドライバーに対して、利用意向を尋ねたところ、男女10歳代、男性20歳代で40%を超える人が利用したいという意向を示しており、今後も20歳代以下の世代が普及の推進力となり、さらなる伸長が期待できるとした。

記事のキーワード 一覧

この記事の用語

シェアリングエコノミー

空き状態にあるモノや技能の個人間の貸し借りを、情報通信システムを活用して仲介するサービス。英語でSharing economy。

続きはR.E.wordsへ

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2024年5月号
住宅確保要配慮者を支援しつつオーナーにも配慮するには?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2024/4/5

「月刊不動産流通2024年5月号」発売開始!

月刊不動産流通2024年5月号」の発売を開始しました。

さまざまな事情を抱える人々が、安定的な生活を送るために、不動産事業者ができることとはなんでしょうか?今回の特集「『賃貸仲介・管理業の未来』Part 7 住宅弱者を支える 」では、部屋探しのみならず、日々の暮らしの支援まで取り組む事業者を紹介します。