不動産ニュース / 調査・統計データ

2017/7/28

東京都心のAクラスビル、空室率は3.2%

 三幸エステート(株)は28日、(株)ニッセイ基礎研究所と共同開発した成約賃料に基づくオフィスマーケット指標「オフィスレント・インデックス」2017年第2四半期版(4~6月)を発表した。

 東京都心部のAクラスビル(延床面積1万坪以上、基準階床面積300坪以上、築年数15年以内)の1坪当たりの成約賃料は、3万4,755円(前期比4.1%上昇)と、ゆるやかな低下傾向に歯止めがかかる形となった。17年は新規供給が比較的少なく、新築・築浅ビルを中心とする品薄感が市況に影響を及ぼしているとした。
 空室率は3.2%(同0.7ポイント低下)と4期ぶりで低下に転じ、再び3%台前半に回帰。低水準の新規供給を背景に、新築・築浅ビルでまとまった面積の募集床が解消され、需給バランスが一気に引き締まる結果となった。

 Bクラスビルの1坪当たり成約賃料は1万9,375円(同1.9%減)に低下。空室率は1.6%(同0.4ポイント低下)で3期連続のマイナス。Cクラスビルの1坪当たり成約賃料は1万6,491円(同4.6%上昇)と3期連続で上昇。空室率は2.3%(同0.4ポイント低下)で、前期の横ばいから再び低下に転じている。

 なお、賃料対前年変動率は、Aクラスビルがプラス9.9%、Bクラスビルがプラス0.2%、Cクラスビルがプラス8.9%となった。3クラスすべてでプラスを記録するのは2期ぶり。

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