不動産ニュース / 開発・分譲

2017/9/14

新橋にオフィス+ホテルの複合施設/NTTUD

「(仮称)新橋一丁目プロジェクト」
完成イメージ

 NTT都市開発(株)は14日、開発中の複合プロジェクト「(仮称)新橋一丁目プロジェクト」(東京都港区)の概要を発表した。

 同プロジェクトは、JR等「新橋」駅徒歩5分、都営三田線「内幸町」駅徒歩2分に、オフィスとホテルからなる複合施設を建設するもの。敷地面積は約3,000平方メートル、延床面積は約3万6,000平方メートル。1階は豊かな植栽を施し、まちに開かれたピロティを設置する。2~16階はオフィス、18~27階はホテル。開発コンセプトを“境界の架け橋”とし、「働くまち」である内幸町・日比谷・虎ノ門と、「にぎわうまち」である新橋をつなぐ役割を持たせる。

 建物は制震構造を採用し、地震時や強風時の揺れを抑制。また、72時間稼動する非常用発電機を設置するほか、防災情報をデジタルサイネージで発信するなど、企業のBCPをサポートする。

 オフィスフロアはフレキシブルなレイアウトが可能な整形無柱空間。1フロアの貸床面積は約330坪で、3分割が可能。また、4面採光として自然光の採光と眺望を確保することで、快適性、知的生産性の向上を図る。ホテルの総室数は267室。運営は九州旅客鉄道(株)の運営する宿泊主体型ホテル「Blossom」が入居する予定。開業は2019年7月の予定(ホテルは同年秋頃)。

 同日開催した記者発表において、同社商業事業本部商業事業部開発担当部長の中村高士氏は、「開発地を取得した2012年よりもオフィスの市場環境は改善している。現在、テナント営業中だが、当初予定していたよりも高い賃料を実現できるのではないか。また、オフィスワーカーがホテルのサービスを利用しやすい設計としており、ランチミーティングなどを積極的に利用してほしい」と話した。

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