不動産ニュース / 調査・統計データ

2018/3/1

賃貸M初期費用、最も高いのは広島県

 東急住宅リース(株)は、不動産ソリューション事業を展開するダイヤモンドメディア(株)と、全国の賃貸マンションを対象にした、賃貸借契約の初期費用に関する共同調査結果を発表した。

 ダイヤモンドメディアが提供するリーシングマネジメントシステム「Centrl LMS(セントラル・エルエムエス)」を活用し、賃貸借契約の初期費用のうち、敷金・礼金の設定月数に関する調査を実施。インターネット上の約800万件の入居者募集データを集計・分析(重複物件含む)した。

 全国平均(単位:月額賃料に対する設定月)は、敷金0.82ヵ月、礼金0.80ヵ月、敷金・礼金合計 1.62ヵ月。敷金0割合は40.2%、礼金0割合は42.8%、敷金・礼金0割合は20.2%。

 全国ランキングでは、敷金・礼金の設定月合計が最も高い都道府県は、広島県の3.95ヵ月となり、2位の兵庫県(2.56ヵ月)と大きく差をつける結果となった。広島県は、敷金0・礼金0を設定する物件割合も全国で最も低かった。敷金・礼金の設定月合計が最も低い都道府県は沖縄県の0.64ヵ月となり、2位は北海道の 0.99ヵ月。沖縄県は敷金0物件が多く、北海道は礼金0物件が多いことが特徴的となった。

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敷金

建物の賃貸借契約を新規に締結する際に、借主から貸主に対して、次のような目的のために預けられる金銭。 1.賃料の不払い・未払いに対する担保 2.契約により借主が負担すべき修繕費用や原状回復費用の前払い 将来契約が終了した場合には、上記1や2の金額を控除した残額が、借主に対して退去後に返還される。

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