不動産ニュース / 仲介・管理

2018/6/18

民泊運営支援キットのレンタル開始/TATERU bnb

「bnb kit」の概念図
 

 (株)TATERUの子会社である(株)TATERU bnbは15日、住宅宿泊事業法(民泊新法)施行を受け、民泊のスマート化を支援する「bnb kit」のレンタルをスタートした。

 「bnb kit」は、「スマートロック」「チェックインパッド」「TRIP PHONE」の3点セット。「スマートロック」は、スマホのアプリなどで開錠・入室できる玄関錠。「チェックインパッド」は、日本語・英語・中国語、韓国語に対応した室内備え付けのタブレット。これによりオンラインで旅券や本人確認などができるため、宿泊客は宿泊する部屋にてチェックイン作業を完了することができる。「TRIP PHONE」は、施設周辺の飲食店の紹介や予約、交通機関の案内やタクシー予約などの宿泊者の要望に、トリップコンシェルジュが24時間・多言語で対応するスマートフォン。滞在中は屋外にも持ち出しが可能で、日本ではFree Wi-Fiの環境が整備されていないエリアも多いことから、テザリングの機能も持たせた。

 民泊事業者に、レンタルにて提供する。初期費用は3万円から、月額費用は9,800円から。

 また、同社は宿泊管理業者として管理を受託した民泊新法による民泊施設「TATERU bnb AKABANE」(東京都北区、1戸)の運用を30日より開始する。専有面積は25平方メートルで、1部屋の宿泊料金は平均1万5,740円(税抜き)。宿泊可能な最大人数は5人。同施設にも「bnb kit」を導入し、無人運営を行なう。

 TATERU bnb代表取締役の大城崇聡氏は、「民泊新法による民泊では、180日という営業日数上限を足かせと捉える事業者も多いようだが、当社では逆に大きなマーケットになると考えた。コストを抑えて効率的に運営するために『bnb kit』は武器となるはず」と語った。 

「民泊物件を、コストを抑えて効率的に運営するために『bnb kit』は武器となるはず」と語る大城社長

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住宅宿泊事業

民泊の営業であって、都道府県知事等に届け出たものをいう。「住宅宿泊事業法」に基づく事業である。

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