不動産ニュース / 調査・統計データ

2018/6/25

マンションの修繕積立金、経年で上昇

 (公財)東日本不動産流通機構(東日本レインズ)は25日、2017年度の「首都圏中古マンションの管理費・修繕積立金」に関する調査結果を公表した。

 同年度に東日本レインズを通して成約した首都圏中古マンションの月額管理費は、1平方メートル当たり188円(1戸当たり1万2,086円)。修繕積立金は1平方メートル当たり156円(同1万13円)。合計で1平方メートル当たり344円(同2万2,099円)となった。

 都県別の1平方メートル当たり管理費は、東京都217円(同1万2,961円)、神奈川県174円(同1万1,661円)、埼玉県154円(同1万487円)、千葉県146円(同1万744円)。修繕積立金は東京都160円(同9,570円)、神奈川県158円(同1万610円)、埼玉県145円(同9,872円)、千葉県147円(同1万827円)となった。

 1平方メートル当たりの年間管理費は、成約1平方メートル単価の0.45%、年間修繕積立金は0.37%。1平方メートル当たり修繕積立金は、経年するごとに上昇していく傾向にあり、築10年以内の成約事例での128円に対し、築11~20年では158円、築21~30年では172円、築30年超は182円となっている。

この記事の用語

修繕積立金

管理組合が長期修繕計画に従って修繕を実施するために、区分所有者から毎月徴収した金銭を積み立てたものである。区分所有者は、管理組合に対して、通常、管理費と特別修繕費を納入するが、この特別修繕費を毎月積み立てたものが「修繕積立金」である。

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