不動産ニュース / イベント・セミナー

2018/6/29

働き方改革をテーマにシンポジウム/WBN

シンポジウムの様子

 (一社)日米女性ビジネスネットワーク協会(WBN)は28日、「働き方改革は意識改革から~住宅・不動産業界で働く日米の女性たちと共に考える」をテーマに、第3回シンポジウムを開催した。

 同協会は、女性がより快適に仕事に従事し、活躍できる環境を考えることで、ビジネスの場や社会全体のあり方を根本から改善していくことを目的に設立されたもの。

 シンポジウムでは、全米リアルター協会国際委員会委員長のジュディ―・サイクス氏が、自身の考える「幸せ」について講演。「今までの人生の中で、仕事とプライベートのバランスをどのようにとってきたかを、私見と経験を合わせて皆さんと分かち合いたいと思っている」と話し、「朝起きて今日も健康であることに感謝する気持ちを多くの人から学んだ。幸せとは心の持ち方次第ではないか」と問いかけた。

 大里綜合管理(株)代表取締役社長の野老 真理子氏は、同社の働き方を紹介。「そのとき、そのときの優先順位を決め、“今から。ここから。私から。”、そしてできることからの気持ちで仕事に取り組んでいる」とし、「不動産業は女性の能力が生かせる職業。愛しい子供を育むように、この仕事で自己実現する人たちを増やしていきたい」と抱負を述べた。

 引き続き、同協会理事の北澤艶子氏、デール・ボードナー氏を加え、パネルディスカッションを開催。「会社を存続させていくためには」「女性特有の苦労話」「落ち込んだときの対処法」「男性の意識をどう変える?」といったテーマについて意見を交わした。「どう働いてもらうのか、それを決めるのは経営者である自分だということを忘れてはいけない」(野老氏)、「見ること、聞くこと、起こることはみな自分のために降りかかっているものだと、前向きに、すべてを善意に解釈するとうまくいく」(北澤氏)などの意見が挙がった。

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2024/5/1

「海外トピックス」を更新しました。

サントスの「動く博物館」と中心街の再活性化【ブラジル】」を更新しました。

ブラジル・サンパウロ州のサントスでは、旧市街地2.8キロをめぐる「動く博物館」が人気となっている。1971年には一度廃止された路面電車を復活して観光路面電車としたものだが、なんと日本から贈られた車両も活躍しているという。