国土交通省は6日、地方公共団体・民間まちづくり事業者を対象に、クラウドファンディングの活用をテーマにした説明会を実施した。
15日に改正都市再生特別措置法が施行されることを受け、改正法に盛り込まれた都市のスポンジ化対策に有効な資金調達手段の一提案として開催したもの。
説明会では、クラウドファンディングサービスを提供するREADYFOR(株)((一社)日本クラウドファンディング協会会員)のクラウドファンディング事業部マネージャーの富澤由佳氏が、サービスの基本や仕組み、プロジェクト事例を解説。(一財)民間都市開発推進機構、信金中央金庫が、クラウドファンディングと併せて利用できるまちづくり事業に対する各種支援制度を紹介した。
冒頭挨拶した同省都市局まちづくり推進課長の佐藤守孝氏は、「クラウドファンディングは近年、市場規模が飛躍的に拡大し、国民に身近なものになっている。この潮流を、身の回りのまちづくりや、小さな空き地・空き家を所有にこだわらずに利活用する取り組みへ活用していただきたい」などと述べた。