不動産ニュース / 政策・制度

2018/7/24

大規模盛土造成地マップ、公表市区町村は6割

 国土交通省は23日、全市区町村における「大規模盛土造成地マップ」の公表状況をとりまとめた。

 大規模盛土造成地の位置を示したもの。住民や行政にとって、宅地がどのように造成されているのかを知り、宅地の状態に関心を持つことで、普段からの点検・管理を促し、事前対策を進めていくことを目的に公表を促している。

 5月1日現在、全1,741の市区町村のうち、1,061の市区町村が大規模盛土造成地マップを公表(割合60.9%)。2006年の開始以来、初の60%台となった。17年10月からの約7ヵ月間で、新たに97市町村が公表している。一方、いまだ680市町村においてマップが公表されていない。

 同省は、地方公共団体に向け宅地耐震化の推進を要請する文書を発出し、大規模盛土造成地マップ等の公表に至っていない団体における取り組みを推進していく。

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大規模盛土造成地

谷や沢を大規模(3,000平方メートル以上)に埋めて造成した土地や、盛土前の傾斜が大きな地盤(20度以上)の上に高く(5m以上)盛土して造成した土地をいう。大規模な地震などの際に、地滑り、崖崩れ、土砂流出などが起きる恐れがあるため、監視や変動予測が必要とされる。

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