JLLは22日、2018年第3四半期の大阪Aグレードオフィス空室率および賃料を発表した。
空室率は1.1%(前期比0.3ポイント上昇)。新規供給の空室を反映し、7四半期ぶりに上昇となった。
賃料(共益費込み)は、月額坪当たり2万267円(同2.0%上昇)と、17四半期連続の上昇。賃料の上昇ペースは減速したが、前年同期比では11.0%の上昇となり、賃料は09年第1四半期以来初の2万円台に回復した。
今後の見通しについて同社は、「需要は堅調となる一方で、20年まで供給は限定的となっていることから、空室率は一層低下し、賃料の上昇の勢いを下支えする」と予測している。