不動産ニュース / 開発・分譲

2018/11/20

半蔵門に福岡県の魅力をPRするオフィスビル

「住友不動産ふくおか半蔵門ビル」外観

 住友不動産(株)は20日、オフィスビル「住友不動産ふくおか半蔵門ビル」(東京都千代田区)の竣工を発表した。

 福岡県が東京都の拠点としていた「旧ふくおか会館」の跡地有効活用事業で、同県が定期借地方式による民間事業者のノウハウを活用した提案公募を実施していた。同社は、渡辺地所(株)、(株)西日本新聞社と共に、オフィスビルを軸としつつ福岡県の魅力発信する拠点の開設を提案。事業者選定され、開発を進めていた。

 東京メトロ半蔵門線「半蔵門」駅徒歩3分。敷地面積約2,469平方メートル。鉄骨造鉄筋コンクリート造地上7階地下1階建て、延床面積約1万1,674平方メートル。外観は重厚感ある石張りの外壁に加え、縦のフィンと横の庇を組み合わせ、同県の伝統工芸品である組子をモチーフとしたデザインにした。

 2~7階はオフィス。基準階面積は1,325平方メートル、天井高は約3.2m。多彩なレイアウトニーズに対応できる整形無柱空間とした。2階には福岡県の東京事務所が入居するほか約9割の入居テナントが決定している。

 1階には、同県が初のアンテナレストラン「福扇華(ふくおか)」を出店。同県を中心に飲食店を展開するトリゼンフーズ(株)が運営を受託し、水炊きやがめ煮等の郷土料理を提供する。また、物産品の販売コーナーや、イベントコーナーも設ける。

 1階は、11月21日に開業する。

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