不動産ニュース / 開発・分譲

2019/1/25

スターツ、両国に福祉貢献ファンド物件初弾

「プロシード両国2」外観

 スターツアセットマネジメント(株)が運営する「スターツ福祉貢献インフラファンド投資事業有限責任組合」の第1号投資物件となる福祉貢献型複合施設「プロシード両国2」(東京都墨田区)が、このほど竣工した。

 2015年度に東京都が子育て支援施設を含む福祉貢献型建物の整備促進を目的に創設した「官民連携福祉貢献インフラファンド事業」の一環として開発。投資額は、大田区で開発中の第2号物件と合わせて25億3,000万円(うち東京都の出資は12億5,000万円)。

 「プロシード両国2」は、都営大江戸線「両国」駅徒歩5分、JR「両国」駅徒歩8分に立地。敷地面積444平方メートル、延床面積1,723平方メートル。免震構造鉄筋コンクリート造10階建て。1~3階は定員60人の認可保育所が入居。4~8階はスターツグループが管理する賃貸住宅24戸、9~10階はシェアハウス16室とした。

 墨田区良質な集合住宅認定制度を活用し、1階エントランスに有事の際に地域に開放する「パブリックガレージ」を設けたほか、災害時に利用できる「かまどベンチ」、「マンホールトイレ」を備えた。また、入居者のコミュニティ形成を目的に、屋上には交流スペースとなるテラスを設置した。

 賃貸住宅の間取りは単身者向けの1DK・2K(計23戸)およびファミリー向け1SLDK(1戸)、専有面積約24~60平方メートル。賃料月額10万2,000円~19万円。18年11月より募集を開始しており現時点で約半数が成約済。シェアハウスは専有面積8.79~9.59平方メートル、賃料月額6万3,000万~7万円、運営は(株)Rバンク。いずれも2月1日より入居を開始する。

1SLDKの住戸イメージ
シェアルーム。9階が女性限定、10階が男女兼用フロアとなる

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