(独)住宅金融支援機構は28日、2018年度および19年1~3月におけるリバースモーゲージ型住宅ローン「リ・バース60」の利用実績等を公表した。
60歳以上が対象の、住宅融資保険を活用した金融機関によるリバースモーゲージ。毎月の支払いは利息のみで、元金は利用者が死亡した時、担保物件の売却で一括返済する仕組み。
18年度の同ローンの付保申請戸数は511戸(前年度比193.7%増)、付保実績戸数294戸(同332.4%増)、付保実績金額44億3,000万円(同421.2%増)、取扱金融機関数52(同14機関増)となった。
申込者の平均像は、年齢70歳、年収375万円。6割が年金受給者で、使途は「戸建新築」(43.2%)、「新築マンション購入」(24.3%)、「戸建リフォーム」(17.0%)など。資金計画は、所要額3,042万円、融資額1,609万円、毎月返済額3万3,000円。利用タイプは、91%がノンリコース型。
19年1~3月は、付保申請戸数164戸(前年同期比152.3%増)、付保実績戸数114戸(同533.3%増)、付保実績金額19億円(同850%増)、取扱金融機関数52(同14機関増)。