不動産ニュース / 開発・分譲

2019/7/16

日本初、LGBTフレンドリー特化のホテル

「CEN DIVERSITY HOTEL & CAFÉ」外観イメージ

 (株)レジデンストーキョーは、日本初のダイバーシティホテル「CEN DIVERSITY HOTEL & CAFÉ」(東京都新宿区、客室数44室)を20日にオープンする。

 JR山手線「新大久保」駅から徒歩5分。敷地面積約476平方メートル。地上4階建て、延床面積787平方メートル。客室は全てダブルルームで、11.5~14.15平方メートル。宿泊料金は、1部屋当たり1万2,000円程度。

 「百人百様の生き方を尊重し、人種や国籍、宗教、性別にとらわれず、すべての人に寄り添う」がコンセプト。特にLGBTフレンドリーの考え方を重視し、LGBT当事者のデザイナーを起用。ファサードに高い壁を配し、中庭のカフェスペースにも目隠し効果のあるオーニングを設置するなど、外からの視線を遮断できるように工夫した。「同性同士のカップルは人目が気になり、外では恋人らしく振る舞いにくいという悩みを抱えていることがある。この施設内では堂々と手をつないで過ごせるよう工夫した」(同社代表取締役CEO・野坂幸司氏)。
 また、バックオフィススタッフからサービススタッフまで、同ホテルに関わる全従業員がLGBT研修を受講。「性別が関係する敬称を使わず、氏名で呼ぶ」などのホスピタリティを学び、ソフトサービスも強化した。

 LGBT専門の情報サイトをメインに集客を行なうほか、LGBT当事者である従業員を積極雇用し、運営していく。 

客室(ダブル・11.5平方メートルタイプ)
外からの視線をシャットアウトするデザインにした一方、屋上には開放的なテラススペースも設けた

記事のキーワード 一覧

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2024年4月号
市場を占う「キーワード」
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2024/3/7

「海外トピックス」を更新しました。

飲食店の食べ残しがSC内の工場で肥料に!【マレーシア】」配信しました。

マレーシアの、持続可能な未来に向けた取り組みを紹介。同国では、新しくビルを建設したり、土地開発をする際には環境に配慮した建築計画が求められます。一方で、既存のショッピングセンターの中でも、太陽光発電やリサイクルセンターを設置し食品ロスの削減や肥料の再生などに注力する取り組みが見られます。今回は、「ワンウタマショッピングセンター」の例を見ていきましょう。