不動産ニュース / 開発・分譲

2019/7/23

住友不、葛飾の複合開発で大規模レジ発売

外観イメージ。左が「シティテラス金町」、右が「シティタワー金町」

 住友不動産(株)は、住宅・商業複合の大規模分譲マンション「シティテラス金町」(東京都葛飾区、総戸数610戸)の第1期販売を開始した。

 東京メトロ千代田線・JR常磐線「金町」駅より徒歩10分、京成金町線「京成金町」駅徒歩10分に立地。鉄筋コンクリート造地上19階建て、敷地面積1万2,689平方メートル、延床面積5万2,186平方メートル。住戸は、専有面積70.35~86.95平方メートル(2LDK~4LDK)。

 建設地「葛飾区新宿六丁目地区」は、三菱製紙(株)工場跡地の土地利用転換に合わせて、公園・大学・住宅・商業などが計画的に整備された大規模複合開発エリア。開発面積約33万3,000平方メートル。2013年には、エリアの中心に「東京理科大学葛飾キャンパス」と区内最大面積(約7万1,000平方メートル)の「葛飾にいじゅくみらい公園」が開設。多世代が交流する開放的で美しいまち並みが形成されている。

 16年竣工の同社供給の分譲マンション「シティタワー金町」(東京都葛飾区、総戸数840戸)と合わせて、全1,450戸の大規模住宅街区となる。広大な敷地を生かし、中央の広場を囲むよう5棟を配置。各棟が、心地よい採光と通風を得られるように、住戸は南向き中心で計画した。また、隣地の敷地には、20年春に商業施設も開業する予定。

 居室は、天井高最大2,500mm、躯体柱を住戸の外に出したアウトフレーム設計を採用。ディスポーザーやミストサウナを標準装備している。共用施設は、スケールメリットを生かして、ゲストルームやキッズルームをはじめ、パーティールーム、フィットネススタジオ等を用意。セキュリティは24時間有人管理体制にしている。

 7月下旬時点の反響は、モデルルーム来場が約500件、問い合わせが約1,000件。第1期は販売戸数は81戸、販売価格4,280万~6,480万円(最多価格帯4,800万円台、4,900万円台、5,000万円台)。竣工は21年4月下旬、入居開始は同年10月下旬の予定。

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マンション

日本におけるマンションは、一般的には、鉄骨コンクリート造または鉄骨鉄筋コンクリート造で、3階建て以上の分譲共同住宅・賃貸共同住宅を指している。ただし、賃貸共同住宅の場合にはPC造・重量鉄骨造であっても、マンションと呼ばれることがある。

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