不動産ニュース / 調査・統計データ

2019/8/26

小規模オフィス賃料、上昇傾向が継続

 不動産情報サービスのアットホーム(株)は26日、東京主要エリアの「小規模オフィス」の平均募集賃料動向調査(2019年上期(1~6月))を発表した。

 同社ネットワークで公開・募集された貸事務所のうち、駅徒歩5分以内の物件が対象。23区内主要20エリアの賃料(共益費込みの坪単価)を「超小型(5~25坪)」「小型(25~50坪)」に分け動向を調査した。

 同期の小規模オフィス募集賃料は、20エリア全体平均で「超小型」が1万5,400円(前期(18年下期)比2.5%上昇)、「小型」が1万6,300円(同6.7%上昇)。いずれも、12年下期からの賃料上昇傾向が継続している。

 超小型の募集賃料が増加したエリアは、20エリア中15エリア。小型では14エリアでだった。募集賃料の増加が目立ったのは、「恵比寿・目黒・中目黒」と「新宿」で、超小型・小型とも上昇率が2ケタを超えた。小型はさらに「六本木」「神田・秋葉原」「品川・五反田・大崎」でも上昇率2ケタを超えた。

 同期の賃料を、東京オリンピック招致決定前(12年下期)と比較すると、超小型が16.7%、小型は15.4%といずれも大幅に上昇。最も上昇したエリアは、超小型は「新宿」(40.7%)、小型が「渋谷」(35.6%)だった。

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年3月号
あなたの事業エリアの価値をさらに高めるには…
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/1/31

記者の目を公開しました

女性の活躍を企業が積極サポート!(前編)」を更新しました。

少子高齢化が進む中、女性が活躍できる社会は喫緊の課題です。 不動産業界でも、女性管理職の育成など、積極的に女性活躍を支援する動きが見られます。 今回は、前後編にわけ、先進的な取り組みを実践する2社を紹介。 ダイバーシティ実現に向けた企業の挑戦に迫ります。

前編で取り上げるのは、コスモスイニシア。女性管理職育成を目的とした社内講座「さゆりキャリアカレッジ」を開講。 仕事と家庭の両立、キャリアアップの悩みなど、女性社員が直面する課題に寄り添い、 管理職としてのキャリア形成を支援しています!