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2019/9/4

AREAA Global、日米エージェントの交流会開催

米国投資についてプレゼンするAREAA次期会長のジェームス・ホアン氏

 AREAA Globalは3日、東京ミッドタウン(東京都港区)で交流懇親会を開催した。

 AREAA(Asian Real Estate Association of America:全米アジア不動産協会)とは、アジア系アメリカ人コミュニティの住宅取得や経済活動のサポートを目的に2003年に設立した団体。現在、アメリカとカナダに42支部を持ち、1万7,000人のメンバーが在籍する。
 AREAA Globalはその関連企業として13年より日米の不動産業界との交流促進やビジネス構築に向けて活動。数年前よりAREAAメンバーを国際的な不動産ビジネスチャンスに繋ぐ取り組みの一環として、“アップクロース”プログラムの編成を開始した。

 今年(9月1~7日)は、日本不動産視察ツアーを開催。東京、京都や熱海のリゾートへ訪問し、それぞれの地域での開発、流通、投資を含むあらゆる分野のプロフェッショナルとの繋がりを築くプログラムとしている。また、参加メンバーは、「国際不動産カンファレンス2019(IREC 2019)」およびインターナショナル不動産投資カンファレンスへも参加した。

 交流会では冒頭、AREAA名誉創設会長のアレン岡本氏が「日本に来ることができて喜びでいっぱいだ。これを機にぜひ友好的な関係を構築できればと思っている」などと挨拶。
 続いて次期会長のジェームス・ホアン氏が米国投資についてプレゼンを実施。円高、健全な法律制度、経済の安定性、先進国でありながら人口が増え続けている点などをアメリカ不動産市場の優位性として挙げた。また、海外からの投資は中国を筆頭にカナダ、イギリス、インドなどから約1兆3,000億円に上っており、フロリダ、カルフォルニア、テキサス、ニュージャージー、アリゾナの5州で54%を占めている一方、アメリカからの投資は、メキシコ、コスタリカ、カナダ、イギリスなどへ向かっていることなどを紹介。アジア系アメリカ人の状況として、カルフォルニア、ニューヨーク、テキサスなどを中心にアメリカ内で人口が一番増えており、平均収入も高く、購買力が年々高まってきていることを強調。最後にAREAAへのサポートを要請し話を結んだ。

 そのほか、AREAA Global代表取締役カルメン・チョン氏より同社の概要説明や活動報告、同交流会のスポンサーおよび新たな提携先となった三井不動産リアルティ(株)より、同社が北海道虻田郡ニセコ町で販売を手掛けるホテルレジデンス「Hinode Hills」(YTL HOTELSが開発する「ニセコビレッジ」内)についてのプレゼンなどを行なった。

AREAA名誉創設会長のアレン岡本氏。「これを機にぜひ友好的な関係を構築できればと思っている」などと挨拶

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