不動産ニュース / 開発・分譲

2019/9/10

「ウォーターズ竹芝」、20年7月に開業

開発中の「WATERS takeshiba」。青いネットで囲われているのがシアター棟。その左隣りがタワー棟
タワー棟16階・ホテルロビーからの眺望。浜離宮恩賜庭園や東京スカイツリーを臨む

 東日本旅客鉄道(株)(JR東日本)と四季(株)は9日、竹芝ウォーターフロント開発計画「WATERS takeshiba(ウォーターズ竹芝)」(東京都港区)の概要を発表した。

 JR「浜松町」駅、ゆりかもめ線「竹芝」駅近くのJR東日本所有地を再開発するもの。従来は、同社社宅・業務施設、劇団四季専用劇場「春」「秋」、ホテル等があった。開発面積約2万3,000平方メートル。ホテル・オフィスからなるタワー棟と、「春」「秋」をリニューアルしたシアター棟を新設する。また、両施設に商業施設「アトレ竹芝」(運営会社:(株)アトレ)も出店する。

 9日会見したJR東日本代表取締役社長の深澤祐二氏は、同プロジェクトのビジョン「つぎの豊かさを生み出すまち」を発表。「文化・芸術の発信拠点の機能を核に、水辺を生かしたまちづくりを進める」とした。舟運の活性化を図るほか、教育機関と連携して施設をフィールドワークスペースとして活用するなど、環境再生・学習の場づくりにも積極的に取り組む。
 取り組み推進に向け、8月1日には(一社)竹芝タウンデザインも設立した。
 

 タワー棟は地上26階地下2階建て。延床面積約6万2,300平方メートル。5~14階はオフィスで(株)ヤクルト本社グループが入居を決定、満床での竣工となる。
 16~26階は、ホテル「メズム東京、オートグラフ コレクション」(客室数265室)。JR東日本のグループ会社である日本ホテル(株)と、マリオット・インターナショナルが初提携するもの。客室は、面積40平方メートルがボリュームゾーン。180平方メートルのスイートルームも用意する。「浜離宮恩賜庭園」を眼下に見下ろす立地を生かし、半数程度の客室にはテラスを用意。また、反対側の客室からはベイエリアの景色を臨む。10月8日から予約受付を開始する。

 シアター棟は地上6階地下1階。延床面積約2万8,100平方メートル。「春」は四季劇場最大の客席数となる1,500席を用意する。こけら落とし公演は「アナと雪の女王」に決定した。

 2020年4月、オフィス、商業施設の一部、ホテルが開業。同年7月14日に商業施設全体、「秋」劇場が開業し、グランドオープンとする。なお、「春」劇場は同年9月10日開業。

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