不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2019/11/8

増収減益/東急不HD20年3月期2Q

 東急不動産ホールディングス(株)は8日、2020年3月期第2四半期決算(連結)を発表した。

 当期(19年4月1日~9月30日)の売上高は4,125億400万円(前年同期比2.5%増)、営業利益316億8,200万円(同1.5%減)、経常利益260億5,700万円(同6.1%減)、当期純利益143億9,500万円(同13.6%減)。

 主力の都市事業は、投資家向けのビル等売却収益の減少等により、セグメント売上高1,005億円(同17.5%減)、営業利益207億円(同10.3%減)と減収減益となった。オフィスビルと商業施設の空室率は、0.4%(同変動なし)と引き続き低水準を維持している。通期中に完成(予定含む)の「神保町北東急ビル」、「渋谷ソラスタ」、「渋谷ソラスタ」等に加え、20年度に完成する「東京ポートシティ竹芝」のリーシングも完了。既存物件の賃料改定も順調に進行した。

 住宅事業は、分譲マンションの計上戸数が432戸(同245戸増)と大幅に増加。20年度に竣工する「ブランズタワー梅田North」、「ブランズタワー羽衣」等関西圏の物件の販売が好調で、マンションの通期売上予想に対する契約済み割合は、期首の54%から82%(同8ポイント増)となり、セグメント売上高505億円(同57.9%増)、営業利益26億円(前年同期:営業利益1億円)と増収増益となった。

 管理事業は、(株)東急コミュニティーにおけるマンション、ビル等の管理ストック拡大による管理収益の増加に加え、工事売上が増加したことなどにより、セグメント売上高962億円(同19.2%増)、営業利益45億円(同36.1%増)となった。

 下期は、10月に「渋谷駅桜丘口地区再開発計画」に着工。また、同月「渋谷フクラス」も竣工しており、その中で展開する「東急プラザ渋谷」は12月に開業する。
 上記の売上高が想定以上に伸長したことから、通期予測は、売上高を9,200億円から9,300億円に上方修正。営業利益820億円、経常利益710億円、当期純利益390億円は変更なし。

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