大成有楽不動産(株)は13日、賃貸マンション開発事業「テラス」シリーズについて、4物件(計248戸)を着工したと発表した。
同社は、事業用地取得競争力の向上を目指し、2014年に事業の枠を超えて多角的な事業を検討し用地取得を行なう「投資開発室」(現:投資開発本部)を新設。新たな事業に取り組む体制整備に注力してきた。
「テラス」事業もその一環で、これまでに東京23区内で6物件(171戸)を竣工している。
同シリーズは、新築分譲マンション「オーベル」の設計思想を受け継ぐとともに、各物件固有の特性に配慮したデザインを採用。同社が事業主として商品企画から賃貸保有・竣工後の建物管理を行ない、大成有楽不動産販売(株)がリーシングを含む賃貸管理を実施、グループで連携することで安定稼働を実現している。市場ニーズに応じてREITやファンドといった投資家への1棟売却も行なっている。
現在、開発中の物件は「戸越公園プロジェクト」(東京都品川区、総戸数22戸、竣工予定19年12月)、「森下プロジェクト」(東京都江東区、同55戸、同20年4月)、「本郷三丁目プロジェクト」(東京都文京区、同59戸、同21年2月)、「大鳥居プロジェクト」(東京都大田区、同112戸・店舗1区画、同21年3月)の4物件。以後、20年3月に「月島プロジェクト」(東京都中央区、同44戸)が着工予定となっている。