不動産ニュース / 開発・分譲

2019/11/25

森ビル、「虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」着工

「虎ノ門ヒルズ 森タワー」隣接地に位置する開発地

 森ビル(株)は25日、参加組合員として参画する「虎ノ門一・二丁目地区第一種市街地再開発事業」において、「(仮称)虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」(東京都港区)に着工した。

 2020年6月開業予定の地下鉄日比谷線「虎ノ門ヒルズ」駅整備と一体となる再開発事業。16年2月に再開発準備組合設立、18年3月に都市計画決定、同年11月に再開発組合が設立された。

 事業エリア面積約2.2ha、A-1~A-3街区の3棟のビルを建設すると共に、周辺開発と連携して地上・地下の重層的な歩行者ネットワークを強化・拡充し、地区間のアクセス・利便性の向上を図る。道路上空も含めて既存の広場と一体的につながる立体的な駅広場も整備する。

 A-1街区は、地上49階地下4階建て(延床面積約23万8,442平方メートル)。事務所、店舗ほか上層階に国際的なビジネス発信拠点を設置し、国際ビジネス拠点に相応しい国際水準のホテルも誘致する。A-2街区は、地上4階地下3階建て(延床面積約8,761平方メートル)で店舗等で構成。A-3街区は、地上12階地下1階建て(延床面積約8,121平方メートル)。事務所や店舗、住宅等で構成する。

 竣工は、A-1・A-3街区が23年7月、A-2街区が同年11月の予定。

 起工式で挨拶した同社代表取締役社長の辻 慎吾氏は、同事業を虎ノ門ヒルズエリアの要と位置づけ「虎ノ門ヒルズ駅との接続や駅工事との調整など、設計・施工面でも高いハードルがあるが、弊社のノウハウと、設計・施工関係者の皆さまの知恵と力を結集して、素晴らしいまちをつくっていきたい。23年には、この一帯が“国際新都心・グローバルビジネスセンター”として、虎ノ門エリア全体の発展を力強く牽引できるよう、全力を尽くす覚悟だ」などと意気込みを語った。

「(仮称)虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」外観完成イメージ

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市街地再開発事業

都市計画で定められた市街地開発事業の一つで、市街地の合理的で高度な利用と都市機能の更新を目的として実施される事業をいう。既成市街地において、細分化されていた敷地の統合・共同化、共同建築物の建設、公共施設の整備などを行なうことにより、都市空間の高度な利用を実現する役割を担う。

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