不動産ニュース / 開発・分譲

2020/2/20

接遇を遠隔実施するための実証実験/三菱地所

 三菱地所(株)とANAホールディングス(株)は、三菱地所が受託運営する外国人向け総合観光案内所「JNTOツーリスト・インフォメーション・センター」で、ロボットや照明設備等を遠隔操作して観光案内サービスを行なう実証実験を、26日から28日の3日間開催する。

 自然災害発生時に交通機関がマヒして出勤時間に影響が及び営業継続が困難な状況が発生するリスクがあること、高度な外国語スキルが必要なため常に人手不足が継続していることなどから、柔軟な働き方を整備することが急務になっている。そうした課題解決に向けて遠隔操作営業による接遇業務を実施に向け、必要な機能の洗い出しを検証する。

 ANAホールディングスが独自に開発した普及型コミュニケーションアバター「newme」を介し、遠隔地にいるスタッフが案内書に訪れた訪日旅行者に、観光案内を多言語で実施し、実際の接遇業務を通して必要な機能の洗い出しを行なう。遠隔開業の環境整備については、三菱地所が出資する(株)Live Smartのスマートホーム技術を設置し、大規模な工事を行なうことなく出入り口の開施錠・照明設備等の遠隔操作を検証する。

 実験で得られた結果を基に、三菱地所はロボットや遠隔操作技術を活用した次世代型の施設運営管理の在り方を追求していく。

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2024/3/7

「海外トピックス」を更新しました。

飲食店の食べ残しがSC内の工場で肥料に!【マレーシア】」配信しました。

マレーシアの、持続可能な未来に向けた取り組みを紹介。同国では、新しくビルを建設したり、土地開発をする際には環境に配慮した建築計画が求められます。一方で、既存のショッピングセンターの中でも、太陽光発電やリサイクルセンターを設置し食品ロスの削減や肥料の再生などに注力する取り組みが見られます。今回は、「ワンウタマショッピングセンター」の例を見ていきましょう。