不動産ニュース / 政策・制度

2020/4/7

先進技術活用した木造先導事業の募集開始

 国土交通省は3日、令和2年度「サステナブル建築物等先導事業(木造先導型)」の第1回提案募集を開始した。

 同事業は、構造・防火および生産システムの面で先導的な設計・施工技術の普及と低炭素社会の実現に貢献することを目的として、「木造先導プロジェクト」と題して、先導的な技術を導入した木造住宅・建築物のリーディングプロジェクトを支援するもの。

 対象は(1)一般建築物と(2)木造実験棟の2分野。(1)は、先導的な設計・施工技術を導入して一定規模以上の建築物の木造化を実現する事業を、(2)についてはCLT(直交集成板)等の新たな木質建築材料を使った工法等の建築実証と居住性能等の実験を対象として、その費用の一部を国が助成する。

 詳細については評価事務局((一社)木を活かす建築推進協会内)ホームページを参照。募集期間は5月19日まで。学識経験者で構成する評価委員会の評価結果を踏まえて7月中旬をめどに採択を行なう。

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CLT

木材板を積層接着した厚型のパネル。英語のCross Laminated Timberの略で、和訳は「直交集成板」である。 CLTは、板の層を繊維方向が直交するように交互に張り合わせたもので、高い寸法安定性、優れた断熱性があるほか、CLTを柱や梁とする構造は軽量で耐震強度を確保できるとされている。

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