不動産ニュース / その他

2020/5/28

価値ある組織であり続ける/IREM JAPANが総会

 (一社)IREM JAPANは27日、IREM JAPANセミナールーム(東京都港区)にて通常総会を開催した。2019年度事業報告および20年度事業計画、理事、監事、新役員選任案などを審議・可決。20年度会長として、先原秀和氏(オーナーズエージェント(株)PM事業部部長)を再任した。

 20年度は、新型コロナウイルスの影響を考慮し、CPM公式セミナー開始を8月中旬以降で開催する予定。会員のスキル・知識を向上させるための継続教育の促進、会員への情報提供ならびに会員拡大のためのセミナー開催も引き続き行なっていく。Web会議システムを利用したセミナー(ウェビナー)等の実施も検討中。また、IREM本部が提供する「コミュニティルーム」がインターネット上で開始され、世界各国のIREMメンバーと気軽に情報交換できる場ができたことにより、世界の不動産情報の入手機会やネットワークへの参加機会を増やしていく。
 なお、NPO法人IREM JAPANでは、引き続き「全国賃貸住宅実態調査」を実施し、不動産価格動向の迅速かつ的確な把握に努める。

 先原会長は、「19年度には、日本全体で北海道支部、東日本支部、東海支部、西日本支部、九州支部の5支部体制とすることができた。併せて、各支部に支部理事会を設置することにより、今まで以上に支部運営が活発に、きめ細かく行なえるようになり、会員へのより一層の情報やサービスの提供ができると考えている」と話し、「コロナの影響が拡大し、不動産市場にもさまざまな影響が生じているが、このような困難な市況においてこそ、CPMホルダーへの期待と役割は大きい。IREM JAPANが価値ある組織であり続けられるよう、適切な運営を行なっていく」と抱負を述べた。
 19年度期末時点での会員数は757名、CPM認定者は581名。

 併せて行なった(一社)CCIM JAPANの総会では、20年度の活動計画、理事、監事、新役員選任案などを審議・可決。20年度会長に、新谷有宏氏((株)アシストアセット代表取締役)が就任した。

 20年度は、IREM JAPAN、アメリカCCIM本部、各地区のCCIM執行部と密に連携し、臨機応変に授業を進めていく。
 新会長の新谷氏は、「厳しい市況の中だからこそ、CPMやCCIMで得た理論を通じて、不動産業界での“Game Changer(試合の流れを大きく変えてしまうプレーヤー)”となるべく、少しでも明るい世の中をつくるための行動を起こしたい。危機こそ本質が問われるチャンス」などと話した。

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