(株)東京カンテイは28日、2020年4月度の「中古(既存)マンション価格天気図」を発表した。全国47都道府県におけるファミリータイプの既存マンションの流通価格を、70平方メートルに換算・集計。その価格変動を上昇傾向は「晴」、下落傾向は「雨」などの天気マークで表示している。
同月は、「晴」が14地域(前月15地域)に減少。「雨」は3地域(同3地域)の横ばい。「曇」は13地域(同7地域)に増加した。「小雨」は7地域(同9地域)、「薄日」は10地域(同13地域)に減少した。
全国で天候が改善した地域は、6地域(同15地域)に減少。横ばいは32地域(同19地域)に急増している。悪化は、9地域(同13地域)と減少した。
47都道府県のうち、前月比価格が下落した地域数は、28地域(同19地域)と増えた。三大都市圏は弱含みの傾向が見られ、三圏域すべての価格が下落。地方中枢4都市も2月から弱含みが続いており、北海道、広島県、宮城県は悪化している。