(一社)マンション管理業協会は26日、2019年度(19年4月~20年3月)の苦情相談受付状況を発表した。
同年度の苦情相談受付件数は5,707件(前年度比1.59%減)と、15年度をピークに4年連続減少した。相談者では、管理会社(会員)が3,093件(全体の54.2%)、居住者915件(同16.0%)、管理組合役員839件(同14.7%)だった。
相談内容別では、管理組合関係が4,220件(同57.6%)と最も多く、法令関係1,373件(同18.7%)、管理会社関係1,259件(同17.2%)と続いた。20年2・3月で新型コロナウイルス感染症の対応をはじめとした相談が増えたことから、管理組合関係、管理会社関係で比率が高まった。
相談項目別では、管理規約・細則関連が1,957件(同26.9%)。マンション管理適正化法関連が1,083件(同14.8%)、総会・理事会運営が960件(同13.1%)となった。