不動産ニュース / 調査・統計データ

2020/9/2

賃貸部屋探し、見学物件数が過去最少更新

 (株)リクルート住まいカンパニーは1日、「2019年度 賃貸契約者動向調査」の結果を発表した。調査は全国を対象に実施。19年4月1日~20年3月31日に入居した18歳以上の男女が対象で、有効回答数は1,280件。

 不動産会社への訪問数は、1.5店舗(前年度比横ばい)と過去最少だった18年度から変化はなかった。一人暮らしの男性社会人は平均1.3店舗(同0.1店舗増)となった。部屋探しの際の物件見学数は2.7件(同0.1件減)と過去最少となった。

 部屋探しにおいて決め手となった項目は、「路線・駅やエリア」という回答が45.6%で最多。続いて、「最寄り駅からの時間」が38.5%となった。やむを得ずあきらめた項目では、「築年数」が31.0%で最も多かった。

 満足度の高い設備は、「24時間出せるゴミ置き場」が68.1%(同0.2ポイント低下)で4年連続トップ。「無料インターネット完備」が67.9%(同9.3ポイント上昇)、「テレビモニター付きインターフォン」が67.5%(同1.6ポイント上昇)と続いた。割合が最も上昇したのは「スマートキー」の66.8%(同11.9ポイント上昇)だった。

 家賃が上がっても欲しい設備は、「エアコン」が61.7%(同10.0ポイント低下)が最多。家賃上昇許容額が最も大きいのは「エアコン」「独立洗面台」「オートロック」「システムキッチン」で、平均1,700円の許容額となった。

 敷金ゼロ物件の契約割合は25.5%(同2.6ポイント低下)。前年よりも低下したものの、09年の約3.5倍となっている。また、礼金ゼロ物件については40.2%(同3.3ポイント低下)と、8年連続で4割を超えた。

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